海の花は雪・2

「集合場所はこの用務員室で…坂神さん、水着か海の中で動きやすい格好をして来て下さいね〜あと、着替えとタオルもあると万全ですね〜」

「…そんな軽装で大丈夫なのか?」

「ほほほ…ここに生き証人がいますからね〜?私と深谷君の魔法の腕を信じて下さい」

「はぁ…」

「なんなら、今ここで飛んで見せましょうか?深谷君が〜」

「え?」

深谷少年が突然話しをふられ、眉間にしわを寄せた。

「嫌ですよ…飛ぶなら先生が飛んで下さい…」

「え〜?結構あれ疲れるんですよね〜」

「なら、やらせないで下さい…見せ物みたいで嫌だし…」

「…お前飛べるのか?物理を無視してるぞ…ぜひ、見せてみろ…」

この魔法に大変興味を示した、坂神さんに脅され…

仕方なく深谷少年は用務員室の居間で、飛ぶ魔法を披露させられる事になった。

その時の坂神さんの驚いた顔は、この夏一番のベストショットと言っていいほど、素晴らしかった…

ふよふよと畳の上、数十センチを浮遊する深谷少年の姿を目の当たりにして、ようなく坂神さんも魔法の存在を信じる気になったようだ。

めでたし、めでたし…


ああ…帰ったら原稿だ〜

この場所はちょっと楽し過ぎて、帰りがたいんだよな…