海の花は雪・2

次々と隣のソファーの仕掛けも開けていくと国宝が表れ、さすがにその見事さにハルと二人して言葉を失ってしまった…

「…ちょっとすご過ぎない?これ…本物だとしたら、億万長者…?」

「うん、予想外…うちの国、結構豊かだったんだ…」

「あ〜見つけてしまいましたか〜」

ほほほ…と笑いながら現れた先生が、手すりにもたれながら自分達を見下ろしていた。

それから先生は国宝を確かめると、楽しげに階段を下りて来る…

やっぱり知ってたんだ…

「うわっ何これ?ど〜ゆ〜事?」

次に入って来た山形さんが、驚嘆の声を上げた。

高田さんに至っては、目が点になって国宝にくぎづけになると…

「…こんなに残っていたんですね…」

と呟いて涙ぐんだ。

「ふむ…ほぼいい状態ですね〜」

先生は冷静に鑑定するとソファーの座面を閉めて、仕掛けをいじった。

するとソファーの背もたれが、手前に倒れてくるではないか…

「おぉ…まだそんな所にも、収納があったんですね〜」

山形さんが期待に満ちた目で、その中をのぞき込んだ。