海の花は雪・2

研究所に着くと、ハルが白いソファーに座って待っていた。

海底時間は今、何時なんだろう…?

海底は少し薄暗くなっていて、室内は明るい照明がついていた。

「お待たせ…じゃ、探してみようか?」

「もしかして、宝探し?」

「当たり…」

自分は小さな階段を下りて、ハルが座っているソファーの前まで来ると立ち止まった。

そのソファーが何の素材で出来ているのか分からないが、防水性で光沢があり、ドーム型の室内に合わせて扇形をしている…

一見、つなぎ目のない一枚で出来ているが、良く見ると座席の部分が三つに分かれている。

自分はハルの座っている右端を避けて、中央の座席に手をふれた。

そして、自分でも良く覚えているものだと感心しながらソファーの仕掛けをいじると、勢い良く座面を持ち上げた。

「…ビンゴ…」

「うわ〜っ」

驚きの声を上げると、ハルがソファーから立ち上がった。

そしてソファーの座席の下から表れた、まばゆい金銀財宝の山に目を輝かせた。