海の花は雪・2

「あまり確信がないから…」

「ん?どうゆ〜意味?」

「…行ってからのお楽しみ…ハズレてたらゴメン」

早足に校庭を歩きながら答えた。

「ははは…ここまでで充分楽しいから〜」

ハルに頭をポンポンされ、背中を押されると勢い良く走り出した。

「もしかして、この事ずっと考えてた〜?」

隣を走るハルが、穏やかに微笑んだ。

「うん…」

夜の学校は幻想的で、ちょっと怖いようなワクワクするような不思議な空間になっていた。

潮風が頬を通り過ぎて心地がいい…

セミの声と虫の声とさざ波が重なり合って、オーケストラみたいだ。




「…で?これからどうするの?」

ハルが用務員室に入ると、電気をつけた。

「研究所に行く…後は行ってみないと分からない…」

「OK〜」

ハルは台所へ行くと、海底の研究所につながる扉を開けた。

先に入って行くハルの後について行こうとして、扉にかけられたホワイトボードに気づくと、名前と時間を書き込んだ。

さて、自分もちょっと楽しくなってきた。

記憶が正しければ、面白い事になるハズだ…