海の花は雪・2

「そうなんですか〜」

「あ〜思い出した!!」

突然、オレの隣で伸びをしていた山形さんが叫んだので、皆が注目した。

「どうしましたか〜?」

のんびりと、木陰のシートの上でくつろいでいた修子ちゃんがたずねた。

「洗うで思い出しました!地球が今、大変な事になっているんですよ!!」

力説する山形さんに、深谷君がボソリと突っ込む…

「地球儀…」

「そう!地球儀!!あのビーチボールの地球儀が木の上に引っかかって、大変なんですよ!」

と言って山形さんは、大木の良く茂った枝の上を指差した。

「いい眺めですね〜」

木陰から出て、修子ちゃんがまぶしそうに手をかざして見上げた。

「写メ撮ってもいいですか?」

高田さんがケータイを取り出しながら言った。

「山形さんの作品ですか?なかなか芸術的でよろしいのですが、ちゃんと返して下さいね?あれ、結構するらしいですから…」

と言って、修子ちゃんは微笑んだ。