海の花は雪・2

「名残…だといいんだけど…」

「大丈夫、大丈夫、ははは…」

「僕も名残かな〜?ハル君にひかれちゃうのは〜」

山形さんが肩に手を回してきたので、ソッコーで返した。

「名残ですね〜ははは〜名残以外の何ものでもないでしょうね〜」

「ははは…ソッコーで返さなくてもさ〜ちょっとは考えてみない?」

めげない山形さんが、元気をふりしぼって言った。

「ははは…オレ、子供は二人って決めてるんです、男の子と女の子。白い家に子犬を飼うって感じですね〜」

「うっわ、ドリ〜マ〜というか、乙女チック全開だね〜ハル君の結婚像は…」

「…何かの歌みたい…」

「い〜じゃないですか、考えるのは自由ですからね〜」

言った後、気になって深谷君に聞いてみた。

「深谷君は?どんな結婚がいいとかある?」

「…する…のかな…」

「え?」

「あ〜そう言えばロイズは、生涯独身だったもんね〜」

山形さんがそう言うと、深谷君が納得したように言った。

「そっか…」