ハルが洗い物を担当し、山形さんがすすぎ、自分がふきんでふいていく…

「…そう言えば、深谷君の方は何か収穫あった?」

キレイにすすがれた容器を手渡されながら、山形さんが聞いてきた。

「いいえ、特には…」

「ふ〜ん?で、何を確認させられた訳?僕達には内緒?」

山形さんがニヤニヤしながら、追求してきた。

「…研究室のコントロールパネルの一カ所に、点灯している所があって…その確認です…」

「へ〜?」

「で、何だったの?結局」

ハルも好奇心いっぱいに、目を輝かせながら自分を見た。

「何も…結局分からなかった。自分も機械得意じゃないし…先生も専門外だから分からなくて…ヘタにさわって、正常に機能しているシステムが狂っても困るから、そのまま保留という事になった…」

自分は、研究室での先生とのやり取りを、おおざっぱに説明した。

「な〜んだ、そうだったんだ〜てっきり何か急展開?!みたいな、新事実が分かったのかと思ったのに〜」

山形さんが残念そうに言った。