「もし好きだとか言われても困る 俺は別にお前のこと好きじゃないから」 「これから関わっていくうちに 好きになるかもしれないじゃん!」 「なっ…」 グッと距離を詰めてきた吉見に 俺はもう、たじたじなわけで つーか 「吉見みたいな強引な女子は苦手 つーかもっとボタン閉めろ 視界に入り込むから」 「わざとだもーんっ」 と言って吉見は 自分の胸の谷間をちらつかせ始めた けど俺は 「男という生き物全部が 色仕掛けで落ちると思うなよ」 谷間を見せられたくらいで 俺の心はなにも揺らがなかった