えぇーと…中庭、は人がたくさんいるし、屋上も日が当たるからなぁ…。



頭に校内の色々な場所を浮かべていると、



「あっ、そうだ」



はた、といい場所を思い出し小さく呟く。



そして私は、その場所へと歩を進めたのだった。



向かった先は赤色の屋根の建物。



―もし、このとき、違う選択をしていたら、



…私の未来は変わっていたのだろうか。