「凛ー!帰ろー!」



「うん、いいけど…美麗今日、部活無いの?」



「うん、大丈夫ー!なんか今日は先輩達だけでやるから一年は来なくてい


いってー」



「あ、そうなんだ」



「うんー!」



今は帰りの時刻で、それぞれが仲のいい子とグループを作りながら放課後の



予定を話している。



現に私たちもこの後ケーキバイキングに行くかどうかの議論中。



お昼休みの後は、朝からずっと頭を悩ませていたから、午後の授業は睡魔



やら睡魔やら睡魔やらのせいで、自分で書いたノートの文字は判別不能。



けれど、仮にも生徒会に誘われているような子が授業中爆睡する、というわ



けにもいかず、毎日私は睡魔と戦って……………って!