今日から俺の妹な。

そうすれば急に、



「お待たせしました」



と次々と料理が運ばれてきた。



え?! 何も注文してないのに何で?!



目をパチパチさせて驚いている私に、心情を読み取ったのであろう先輩が口



を開く。



「これ全部、俺のおすすめ。ここに来るとこれしか食べないの」



「はぁ…」



微妙に納得しきれない私に構わず先輩は続ける。



「凜ちゃんにも食べてほしいなと思って」



そしてにこりと笑顔を添えた。