先程の店から歩くこと数分。



見慣れた町並みは路地に入ったことにより変化していき、先輩の隣にいない



と迷子になってしまいそうな場所へ行き着いた。



普段なら絶対に通ることはない薄暗い路地裏。



そこを右へ曲がったり左へ曲がったり。



自分がどこにいるのか、方向感覚を見失いそうになったとき、一軒のお店の



前で先輩が止まった。