詐欺師の恋

「そうでしたねっ。えっと、じゃあ、誕生日は4月の23日で、、O型です。出身は群馬で、自然に囲まれて育ちました!あ、ちなみに、兄と姉がいます!」



えっと、えっと、他に何か言うこと、言うこと…



そうだった、重要な項目があった。




「好きな食べ物は、チーズとえっとチョコと、スルメイカ、よっちゃんイカ…嫌いな食べ物は貝類ですっ!特に牡蠣が大っ嫌いですっ」





うん、上出来だ!



私はにこにこしながら、達成感を持つ。




「スルメイカ…よっちゃんイカ…」





な。


中堀さんの口から、よっちゃんイカとかいうワードが出てくるなんて。



なんてミスマッチ!





「ふはっ」




「え?」




笑いを堪えていたのは私の筈なのに、何故か中堀さんが噴出した。





「あー、もー、まじ、もうだめ…っくくく」





両手で自分の顔を覆うようにしながら、目の前の彼は肩を震わせている。



えーと。



なんでだ?