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殻になった青い瓶が、既に2本、目の前にある。
本日も客入りは上々。
会場も熱気で溢れ、空気は淀んできた。
そんな中、俺だけ、シケた面して、つまみを口に放り込んでいる。
そして、もう何度目になるかわからない質問を、燈真に投げかける。
「…ほんとに、来んのかよ?」
かなりの時間ここに居るというのに、いつもと変わったような客なんて、来やしない。
「まぁ、待てって。」
燈真はシェイカーを振りながら、意味深に笑う。
―もっと、後に来れば良かったかな。
俺は内心失敗したと思っていた。
いつだってここに長いこと入り浸っているけれど、どことなく気を張っている今日は、落ち着かなくて疲れる。
「あら!タカじゃない!珍しー、月曜の夜に居るなんて。私のこと、覚えてる?」
呷ったグラスをカウンターに置いた所で、耳に纏わり付くような甘ったるい声ときつい香水が、流れ込んできた。
見上げれば、いつだったか知り合って遊んだ女が俺を見下ろしていた。
「あー…っと…トキコちゃん!」
「やだ、覚えてくれてたの?嬉しい!ここ、良い?」
くるくるに巻いた髪を鬱陶しそうに後ろに払うと、トキコは隣に腰掛ける。
殻になった青い瓶が、既に2本、目の前にある。
本日も客入りは上々。
会場も熱気で溢れ、空気は淀んできた。
そんな中、俺だけ、シケた面して、つまみを口に放り込んでいる。
そして、もう何度目になるかわからない質問を、燈真に投げかける。
「…ほんとに、来んのかよ?」
かなりの時間ここに居るというのに、いつもと変わったような客なんて、来やしない。
「まぁ、待てって。」
燈真はシェイカーを振りながら、意味深に笑う。
―もっと、後に来れば良かったかな。
俺は内心失敗したと思っていた。
いつだってここに長いこと入り浸っているけれど、どことなく気を張っている今日は、落ち着かなくて疲れる。
「あら!タカじゃない!珍しー、月曜の夜に居るなんて。私のこと、覚えてる?」
呷ったグラスをカウンターに置いた所で、耳に纏わり付くような甘ったるい声ときつい香水が、流れ込んできた。
見上げれば、いつだったか知り合って遊んだ女が俺を見下ろしていた。
「あー…っと…トキコちゃん!」
「やだ、覚えてくれてたの?嬉しい!ここ、良い?」
くるくるに巻いた髪を鬱陶しそうに後ろに払うと、トキコは隣に腰掛ける。


