詐欺師の恋

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あったかい。

ふかふかするふわふわおふとん。



あれ?


私、どこで寝てたんだっけ。



ソファ?

違うな、えーと。




私の意識が一瞬彷徨い、即戻ってきた記憶は思いっきり目を覚ましてくれた。




「!!!!」




パチッと開いた視界に飛び込んできたのは、まさに思い描いていた相手の寝顔。




思わず叫びそうになるのを堪え、両手で口を覆う。





キングサイズのベットは広い。とっても広い。



だけど、中堀さんと私の距離は近い。恐ろしく近い。




なんで?どうして?



昨日確かに私は中堀さんのベット脇で、中堀さんの様子を見ていた。



そして熱を出している中堀さんより早く寝た。



ということは。



中堀さんが、私を運んでくれたのか、私が無意識にベットに入り込んだのか。




後者だと、色々問題在りだ。





―でも少しだけ。



この綺麗な寝顔に見惚れていてもいいだろうか。