「…ビンゴ…」
July1からは、一枚一枚が今までと全く違った。
びっしりと、文字が書き込まれている。
スケジュールの横に、日記のようなものが入るようになったのだ。
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July1
近隣の住民の通報により、男の子を一人、保護。
ひどい栄養失調に陥っており、身体に複数の痣があり、直ぐに病院へ。
医師によれば、恐らく小学校入学前後の年齢だろうとのこと。
しかし、体重は3歳平均にも満たない。
発見された当時、ゴミ捨て場に立たされていたようだが、ほとんど意識はなく、暫くは入院せざるを得ない。無理も無い。立つ力があったのが不思議なくらいだ。
親との接触を試みる為に、警察の協力を得ているが、男の子の家と見られるアパートは蛻(もぬけ)の殻となっていた。行方は現時点ではまだ不明だ。
金色の髪が、印象的な子だった。
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