詐欺師の恋








「ふぇっくしょ…!いて、腰、響くぅ。」





外はまだ人気がなかった。




いかにも冬の朝という冷たい空気が、頬を刺す。




明るいとはいえ、陽射しの温かさは皆無に近い。




マフラーに顔を埋め、コンビニまでの道のりを歩く。



5分位行った場所にあるので、便利だ。




―出来合いのご飯を買って煮るか、出来合いのお粥を買うか…。




どうせ、料理が出来る女ではない。





悩みながらコンビニに着くと、中は結構な人で賑わっていた。




帰省する家族たちがお弁当などを買っているようだった。



私は、薬と3つ1組になっているご飯、スポーツドリンク、栄養ドリンク等々を購入。




すぐさまとんぼ返りした。




玄関を開けて、リビングに通じるドアを開けると―





「…び、っくりしたー、起きてたんですね」





中堀さんが上半身だけ起こして、ぼんやりとしていた。




ローテーブルの上に買ってきた荷物をドサッと置いて、中からスポーツドリンクを取り出す。