もう何度繰り返しただろうか。
泣いては疲れて寝て泣いては疲れて寝て。



秀から突然別れを告げられたのは
ほんの数時間前のことだ。


『ごめん、もう別れよう。』


鏡のなかにいる
真っ赤に晴れた目の自分と
にらめっこしながら私はある決意をした。