放課後のチャイムがなったと同時に

それぞれみんな教室から出て行く。


「っしゃ、羽奏マックに行くぞ!」



「行くぞー!」


教室を出て行こうとした時


後ろから何かに頭を叩かれて


「いたっ」

後ろ頭を抑えて振り向くと


「あ、」


「若松は社会準備室にこい。」

社会の先生の椎名彩人(シイナアヤト)先生。

イケメンで、男女関係なくみんなに人気の先生。

25っていう年で若いからそれもまた人気なところ。


「えぇー!今から羽奏とマック行くんですよ」


そう反抗したけど


「だめだ来い。」って言われて手を引っ張られ社会準備室に連れてこられた


「先生何かあるんですか??」


ドアを閉めて中に入った瞬間聞くと


「馬鹿か。わかってんだろ」


そう、少しキレ気味に言われて


口を尖らせながら

「そんな、怒らなくてもいいじゃないですか....」


「悪い...」

「うそでーす。
本当は私に会いたかったんですかー?」

冗談でからかったつもりだったのに

先生真顔で「そうだ。」なんていうから


心臓ドクドク言い出した


「会いたかった」


そう言って私を抱き寄せた先生。


「わたしも会いたかった...」


そう、私たちは先生と生徒。


だけど、彼氏と彼女でもある。


高校に入学して先生に一目惚れしたわたし。

めっちゃアタックして駄目元で告白したら

なんと、OKがもらえた。


誰にも言えない秘密の事。


なかなか学校で会えない日は
社会準備室出会ったり後は電話とか。


休日などに外でデート出来ない分
放課後はわたし達の特別な時間