猫ちゃん先生とインスタント魔女

 ウーーーーー。
 森からは特定の唸り声が森全体から響き、木々や地面が揺れているような感覚に陥った。
 こ、怖い・・・・・・・・・。
 けれども、少女の歩は前へ前へと進んで行き、何やら前には巨大な何かが動いている姿を確認。
 少女はバレないよう足を止め、その巨大な何かに気づかれないように身を隠した。
「あ、あれ!!」
 巨大な何かはバンディットを片手で捕獲していて、バンディットは気絶しているのか微動だにしない。
 少女は何とかバンディットを救出しようとカバンを開け、目の前にあった魔法の杖を手に取った。
 火を出ろ、火を出ろ、火を出ろ・・・。
 魔法の杖から火が発動。