猫ちゃん先生とインスタント魔女

 それに気づいた少女は臆してしまうが、マタナイは当たり前のことようだと言わんばかりに気にしていない。
「ねえ、道間違えてない?」
「間違ってる?オイラの感知能力はこっちを示しているぞ?」
「今までそれを使ってこの森を移動していたの?」
「まあな」
「なら何で森が赤いの?」
「さあ〜?赤い果物と同じかもな」
「え!?」
「まあオイラはいざとなったら超能力でなんとかなるから問題ないが」
「わ、私は?」
「・・・・・」
「マタナイ!!」
「ま、まあ、多分なんとかギリギリ運良くセーフかもしれないし」
「助けるって選択肢はないわけ?」
「も、も、も、もちろんそう言った考えてもあるな〜」