近くには先ほど湖みたいに透き通った川が静かに流れ、気温も春の陽気のような暖かさ。
 そのお花畑の中に入った少女の心は解放的な気持ちになり、お花畑をベット代わりに寝転んだ。
「何をしてやが・・・いるんですか?」
「疲れたから休憩〜」
「ならちょっと用があるんで待ってもらえます?」
「うん。ゆっくりでいいからね」
 マタナイは入ってきた森とは反対方向にあるお花畑の奥へと進み、少女はその姿を見ることなく仰向けで手を広げた。
 暖かい・・・・・・・・・・。
 まぶたはどんどんと重くなり、意識もどんどんと保てなくなるほど心地よくなってきた。
 猫ちゃん先生まだ帰っ・・・・・。