猫ちゃん先生とインスタント魔女

「オイラたちが今いるのは人間の世界じゃないよ」
「え・・・?」
「お前がオイラの年を聞いていたちょっと前に人間の世界からこっちの世界に来ていたんだぜ」
「こっちの?」
「ええい説明は面倒だ。早く行くぞ」
 ま、待っ・・・。
 マタナイは更に先に進み、少女は後ろを振り返り帰ろうと決めるが、周りに家どころか建物も見えない。
 行く、私も行く。
 少女はまたまた全速力でマタナイを追いかけて、その森に入っていくことになった。
 森の中は鳥の声や動物の鳴き声などなく、また、少女が嫌いな虫などもない。
 それどころか木や草や実以外に何もないようなところで、歩いても歩いても景色が変わっていないような感覚に陥っていた。