京君に引っ張られるままに入り口にやって来た

「後藤!こいつら優先で頼むわ!」

「了解です! それではあちらの席へどうぞ〜」

席に案内され、辺りを見回した。

思わず笑いそうになるほどメイドがみんな似合っていない

たえらんない、

「ぷっははっははーー、笑いが込み上げてくるわ!!」

今の笑い声は私のじゃない

私の向かいに座った京君のだ

彼の笑った顔は、可愛いかった

いつもの顔はクールでキリッとした顔つきなのに、笑った時ってこんなに可愛いんだ。

こんな笑顔見せられたらみんな速鼻血だね。

「俺の顔になんかついてる?」

ヤバっ!ガン見しすぎた!

「ただ、笑うんだなぁ〜って思ったの」

「俺だってちゃんと笑うんだぞ!」

そーだよね。

「ってかあいつ似合わなすぎじゃね?」

「ね!それ思った!でもさ、ちゃんとすね毛剃ってるよ!」

「だよな、」

噂をすればそのメイドがこっちに向かって歩いてきた

「いらっしゃいませ!ご主人様、お嬢様!ご注文はなんでしょうか??」

「えーっと、俺オムレツでー、お前は?」

オムレツかー

何にしよう??

チョコとか甘い系にしよう!

「じゃぁー、チョコのパフェで」

「かしこまりました。 ラブラブオムレツとラブれぇ、レーションぱふぇですね?それでは少々お待ちくださいませ」

ラブラブオムレツとラブレーションパフェってなに?