ザアアアアアァ...

夜の深い闇に雨が吸い込まれてゆく。
全てが消えたその世界には、一人の少年以外誰もいない。ただしきりに雨の音だけが響いているだけである。
雨に濡れながら、その少年はぽつりとつぶやいた。










『俺の...願いは.....』