「叶タ~♡みてたよ♪みてたよ♪あのイケメンと喋くってたね??」

彩花が肘でツンツンしてくる。

「喋ったけど…あの人はひどいよ!」

「とかゆって。顔赤いぞ~?」

げっっ__今、顔赤いの私!?

「そっそれはアイツに切れてるからっっ!!」

うん。そうだよ。だって…

「でも叶タ、嬉しそうだよ?」

でもやっぱりそう思ってしまうのは事実で。
あんな奴だけど、少し惹かれてしまう自分がいる。

「おーい!叶タ!彩花!俺も同じく2組だからいこ~ぜ!」

「ほっほら彩花…!圭吾が呼んでるよ?いこ‼」

私はその場から逃げだすように彩花に言った。