「ご、ごめんなさい」
ん、まてよ。
私ばかりが悪いわけではないのではないか？
だってこの人も前みてなかったし…

「うん！この人がおかしい！」
気づいた時にはもう遅かった…

時、すでに遅し…（キラッ

「あ？お前なめてんだろ。」
ギロッと不良イケメンに睨まれる。
その端正な顔立ちにちょっとときめいたことは恥だ。
不覚だ…。

「だっだって！私も悪かったんですけどねっっ！貴方も前みて…」
睨んでるその目が怖くてたじろいてしまう。

「歩きましょー？？♪♪♪てへてへ笑」
な。何を言ってしまっているんだ自分！！
これでは変人ではないか！！

「ぷっ____」
え！？わ、笑ったぁ～！か、可愛い～

まさかその可愛い笑顔からこんな悪態をつくなんて、誰が予想しただろうか。
「バカじゃねーの？笑 お前笑」

え…？何今の。ムカつくっっ！！
「うるさいっっ！！元はと言えば前みてなかった不良イケメンが悪いじゃん！私ばかりが悪いわけじゃないもん！！」

「ガキか、笑。おもしれーな！お前、笑。あと不良イケメンじゃねぇし。西川慶（にしかわ けい）な？お前の名前は ？」

西川 慶…
「なんか軽トラみたいな名前っ笑。」

「うっせーよバカ。早く名前ゆえっての。」

「はいはい。笑。 私は冬過 叶タ、です。、」

「ふーん。叶タな。」

！？////
い、イキナリ名前呼び！？
し、失礼な奴…怒

「あ、俺は慶でいーから。」

「よろしくな。叶タ。」

慶…が走り去って行く。
悪態つかれたのに、失礼されたのに…
な、んでこんなどきどきするの…？