好きを教えて



え……?


「なにが……?」


「好きな人には早めに好きって言え!」


「………どういうこと?」


「結城に、ちゃんと好きって言えってことに決まってんだろ!」



玲央に………好きって?



「好きなんて言わないし!」


「あ、結城は否定しないんだ?」


ニヤっと笑う太陽。


「そ、そういう訳じゃないし!」


「とりあえず、きもちに気づいたらちゃんと言えよ?」



その言葉を残して私の目の前から去っていった。



“きもちに気づいたらちゃんと言えよ”



ちゃんと、好きって……。




不安定な頭のまま、教室へ帰って伏せていた。