好きを教えて




「はぁぁぁぁ。」


深い深いため息をつく。

あ、幸せ逃げてった…。


「和葉ー?どーしたのー?」


「千夏………っ!」


心配そうに私に声をかけてきたのは千夏。


そんな千夏に抱きつく。


「何かあったのー?話ぐらいは聞くよ?」


「えっとね~……」


“えっとね~……”

じゃなくて!


太陽の事は話さない方がいいんじゃ…。


いいんじゃ……


じゃなくて!話しちゃダメだ!


あ、そうだ……聞きたいことがあったんだ!


「す、好きってどういう感じなの?」 


それが、聞きたい……。


これさえ分かれば、悩まなくて済む!


「んー……なんだろ……。」


絶賛恋愛中の千夏が、難しい顔をしてる。


千夏は太陽の事が好きだけど、


どんな感じって……難しいんだな……。


「私は……ドキドキするよ!」


頬を真っ赤に染めながら言う。


………ドキドキかぁ…。


そしたら私は………。


「でも、個人差とかあるから!」


「個人差……?」


「ドキドキじゃなくて、ギューッて感じだったりとか……」


ギューッ……。


じゃあ……



「ねぇ、千夏……ズキズキするのは……?」



なんだか私の心臓の音が大きくなってる…


………気がする。


私の全神経が、耳に集中する。











「罪悪感………かな………。」