「………結城……なんだろ?」
私に近づいて目の前でしゃがむ。
その声は今にも消えてしまいそうで……。
「そ、そんなこと…………」
「告白も何かの間違いだったのか?」
目線を床に落として、私に問う。
告白が……何かの間違い?
ううん、
そんな事ない……
「告白は…………!」
「“告白した時は”って事?」
「そういう意味じゃない!」
「じゃあ……どういう意味だよ?」
初めの声とは変わって、少しだけ……
怒ってるみたいな話し方で………。
「そ、そんなの………!」
「そんなに好きって軽い気持ちだったのよ!?」
長い長い廊下を、この声が響いていく。
“好き”
それが………
軽い気持ち?
“好意を持っちゃいけない”
そう言われてた人の
“好き”
これが………軽い訳ないでしょ…?

