好きを教えて



「え?」



「…やっぱり………なんでもねぇ……」



太陽の声が少しだけ小さくなる。


なんだか気まずい雰囲気が2人だけの教室中を漂う。


なんとか違う雰囲気にしようと…



「そういうの一番気になる!」



明るめに話しかけてみる。



「………気にすんなー。」


めんどくさい、というように返事をしているのがよく分かる。


そして、またもや沈黙が続く。


「あ、授業中寝てたよね!」


なんとなく、話を変えてみる。


「……ね、寝てねぇ!」


恥ずかしいからか、顔を微かに赤く染めて目をそらす。


「寝てたの見たよー?」


あれ………?


意外と普通に話せてる……………?



「そんなの……見間違いだろ!」



「玲央だって見てたもん!」




そう言った時だった



「……………。」



黙り込んで、さっきみたいな儚げな表情をした太陽の



口を開いた瞬間に



少しだけ……



嫌な予感がしたんだ。