好きを教えて



そのままボーッとしていたら、

いつのまにか寝ていたみたいで、

放課後になっていた。


グラウンドからは、運動部の声。



寝ぼけながらも、その音を感じる。



「保坂……?」


目をこすっていると、教室の後ろから私を呼ぶ声が聞こえる。


「まだ……いたのかよ?」


苦笑いするのは……太陽。


「な、なんでここにいんの?!」


驚きすぎて眠気が吹っ飛ぶ。


「忘れ物。保坂は?」


「え?」


普通に話してくれる太陽に驚きながらも


動揺を隠す私。


「だから、なんで教室にいるんだって聞いてんだけど?」


「えっと………」


“寝てた”


なんて言うわけにもいかないし……


「………友達…、待ってんの!」


そう言いながらバックに教科書をつめる。



………あれ?


なんで何も言わないんだろ……?



長い沈黙に疑問を持った私は、太陽の様子を伺ってみる。



すると、少しだけ儚げな表情をした太陽が私を見つめていた。



そして、ゆっくりと口を開く



「友達………って……」