「和葉?どうかした?」
いきなりの声に体がビクッとする
「なに驚いてんだよー?」
そう言って玲央君はアハハと笑う。
その瞬間、
クラスの女子が一斉に私達を見る。
「和葉ってやっぱ付き合ってるでしょ!」
「仲良しだねぇー…!」
誰か言ったあとに、続けてみんなが言う。
「玲央君とはそういう関係とかじゃないからね!」
「えっ?!聞こえてた?!」
クスクスと笑いながらも、わざとらしく驚いたフリをしてる女子達。
「全部聞こえてるよ!」
そう言うと大笑いしながらどこかへ行った。
………もっと仲良くなりたいな…。
なんて思っていると、
いきなり玲央君が話し始めた。
「……あのさぁ…、そろそろ玲央君って呼ぶのやめない?」
「え……急にどうしたの?なんかあった?」
「べ、別に!」
玲央君は顔を逸らす。
「なんでー?」
「いいから!呼べ!」
変な玲央君だと思いながらも
「えっと……れ、玲央…?」
…………呼んでみる。
「………お、おう…。」
玲央く……玲央の赤い顔が目に入ったけど
気にしないようにした。
「なんか……変だね!」
「ま、まぁ…慣れると思うから!」
照れ笑いというのか、
少し熱くなっている顔で笑い合っていた。

