好きを教えて




“罪悪感”


なんて言葉じゃ足りないぐらいの思いは、学校に着いても消えなくて…… 





教室には、もう太陽もいて…。




「和葉ー!おはよーっ!」




この元気な声の持ち主は



黒野 千夏。【KURONO CHINATSU】



私の親友で、すごく元気。




「宿題やり忘れちゃったー!見せて!」



「どうしよっかなー?」



「め、メロンパンおごります!」



そう言って手を合わせてる千夏。



私の大好物……メロンパン……っ!



千夏はそれも知ってる。



千夏は背が小さくて、目がまんまるで、



ハムスターみたいだ。



「いいよ!絶対ね!」



「ありがとーっ!」



満面の笑みで抱きついてくる。



可愛いなぁ……。