特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

「すごいなあ、俺まだまだだわ。今半分くらいかな。やっぱりここに何回も来てる人は違うな。」

「いや、しょっちゅう買いに来てても、俺は一個しか買わなかったりするからシール貰えない方が多いよ。シール目当てでパン買ってるわけじゃないし。」

そんな二人の会話が聞こえる。

「それでこんなに貯まんのはすごいな。じゃあ何目当てなのかな〜?」

「そ、そりゃ、パン目当てだろ!?」

「ふーん。」

いつもは大原さんの『お願いします。』とか、『ありがとうございます。』と言った声しか聞いたことがなかったけど、こんな会話を聞けてなんだか嬉しく思えちゃう。


「すいません、お待たせ致しました!では、お先にお会計させて頂きます。200円、お預かり致します!」

ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…


心臓の音が響いてる。


また、さりげなくシールを1枚お釣りと一緒に。
「20円のお返しとレシートのお渡しでございます!」