特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

なんだか嬉しかった。
私がスライスをできることを。
大原さんのために。

まだスライスしてない食パンがあって良かったよ〜!!

「何枚切りがよろしいでしょうか?」

「じゃあ…6枚切りで。」

「かしこまりました!食パンの端は薄く落としておいてよろしいでしょうか?」

「あぁ…そうですね、それでお願いします。」
大原さんと目が合う。少しニコッと笑ってくれた。

「はい!かしこまりました。少々お待ち下さいませ!」

私も目を見て、笑顔で応えた。


「お、食パンも買うの?」

「買うんじゃなくて、交換。」

と大原さんに話しかけるのは玉川さん。