特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

バイトがあり、休憩をもらう日には決まってcolorの前を通り、時に店内に入って買う。というようになった。
そこで大原さんがいればそれだけでhappyになっていた。
だけど、それ以上にアピールできない私がいた。

大原さんがパンを買いに来たときには、飛びっきりの笑顔で、そしてシールを少し多めにあげたりした。

だけど、あくまで、”店員”と”客”の会話しかできず、なんの進展もなし。


そうしているうちに、いつの間にか11月末になっていた。


「スーパーもクリスマスモードですね。」

「え?」

一緒にレジに入っていた西村さんに言われてハッとする。

「スーパーのBGM、クリスマスソングばっかりですし。早すぎじゃないですかね?クリスマスなんてまだ先なのに。」

「あ、あ〜、確かに。」

あわてんぼうのサンタクロースや、冬の定番ソングが延々と流れている。

もう、そんな時期なんだ。