特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

「50円のお返しと、シールのお渡しでございます。少々お待ち下さいませ。」

お釣りとシールを渡すとき、お客さんの手に触れてしまう。
相手が男性だと少しドキッとしちゃうんだよね。

「ありがとうございます。またどうぞお越しくださいませ。」

「ありがとうございます。」
その人はそう言って、帰っていった。

目が合い、思わずドキッとしてしまった。


ダメだ、私。
慣れてなさすぎる…。

手が触れるのも、目が合うのも。


というのも私、未だにお付き合いしたことがありません。

大学4年生にもなって何もないなんて、、、。


好きな人がいたことはあったよ??

あったよ?

だけど…実らなかったんだよね。

私はここぞってときに勇気を振り絞ることができない。


社会人になる前に好きな人がほしい。
彼氏がほしい。


だからって、誰でもいいわけではない。




理想はある。

私のことを大事にしてくれて…
「すいません、食パン1本ください!」

「は、はい!かしこまりました!」


仕事仕事、、、。