特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

思い返せば、気付けば常連さんになっていて。

いつから買いに来てくれてたかなんて覚えてない。

意識し始めたのはつい最近。


なのに…



なんだかずっと前から知っていたみたい。

ずっと前から好きだったみたい。

そう錯覚してしまうほど。



まともに話したことなんてないのに。




始まりも無ければ、終わりも無いのかもしれない。



大原さんも学生なら、いつかのタイミングでバイトを辞めるだろう。


どこに住んでるのか。
今何歳なのか。

知らないことばかり。



大原さんがバイトを辞めたらもう会う機会なんてゼロ。

いつかは…そんな日が来るんだよね。

というか、もう来ちゃったのかな。