特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

「ありがとうございました!」

商品を受け取り、私はお店を出た。

たった、あれだけ。

だけど、嬉しくて。



私は店を出てから、ふと店内を見た。



今日は何時までなのかな?
最後までなのかな?

そんなことまで考えてしまう。


店の外から見たところで、何も変わらないのに。

なぜか無意識に顔が店内の方に向いていた。



…って、あれ?

青いシャツの人が。

あれは……大原さん!!


青色が目立っていて、すぐにわかった。

レジの近くで作業をして…



……って、あれ?え?


なんだか、目が合ったような気がした。


まさか…まさか、だよね?

たまたま、大原さんが店の外を見た…だけ…だよね?




目が合ったかもしれない。


それだけで私の心臓の鼓動は早くなっていた。