特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

店員さん2人がお客さんを他のレジへと誘導していく。


女の人はすぐ隣のレジを開け、そっちにお客さんを流す。

だけど、男の人が「あちらへ…」と入った瞬間に前のレジが空いたり、隣の女の人のレジへ並んだり…と、男の人のレジへはなかなか流れず…。

すると、女の人が私に
「では、お客様は彼のところへ…。」

彼…って…

「では、一番奥のレジへどうぞ。」

それは、あの人だった。


私は思わず、驚いた顔をしてしまったかもしれない。


まさか、この人にレジしてもらえるなんて…。