特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

そして迎えた日曜日。

今回もどこに行くかは教えてもらっていない。

待ち合わせ場所に行くと、また先に来ている大原くん。

約束の時間までまだまだあるのに。

なんて思いながらも近づいて行く。


「お待たせ。また大原くんの方が早かったね。」

「そんなことないよ、さっき来たところ。じゃあ、行こっか。」

「うん!あ、今回はどこに行くの?」

「宮下さんは魚見るの好き?」

「魚…?見るの好き!泳いでるのとか!」

小さい頃から親に連れられて水族館によく行った。スイスイと泳ぐ魚を見るのはすごく好き!

「今から行こうと思ってるのはそういうところ♪」

「水族館とか!?」

「正解。」

「やった!水族館すごく好きだから嬉しい!」

「それなら良かった♪」

ホッとしたように、ニコッと笑う大原くんの笑顔にキュンときた。