特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

パッと見ると、その女子高生の見てる先には、大原くんがいた。


相変わらずオシャレで、かっこいい…。


「あの人彼女いるのかな〜。」

「あんなにカッコ良かったらいてるでしょ〜。」

「あの人にレジしてもらいたい〜!」

美咲ちゃんが言ってたとおり。
”王子”って呼ばれてるし、人気だし。


「すいません、ファイルってどこにありますか?」

「え……って、宮下さんじゃん。聞いたことある声だと思ったら…。」

「えへへ。」

私は商品整理している大原くんに話し掛けていた。


「今日はバイト?」

「バイト終わったところ。」

「お疲れ様。あ、日曜また駅で待ち合わせでいい?」

「あ、うん!」

日曜日のことを考えるとまたドキドキしてくる。