特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

香織にはこの前ご飯に行ったときのこと、また二人でどこかに行くことを言った。


『頑張れ!!思いっきり楽しんで!!』

そんな香織らしいメッセージ。


うん、頑張る!
楽しむ!!


日曜日までにも何回かバイトがある。
大原くんもあるだろうな。



卒論も忙しくなってきたから、平日もそこまでバイトはしてない。
今週は金曜日だけ。

そんな今日、金曜日も朝から夕方までバイト。

夕方あがりだし、少し寄ってみようと思い、colorに。
大原くんが今日バイトかどうかは聞いてない。


いるかな〜。
そう思いながらエスカレーターを登る。

レジには…いない。


店内をぐるりと回ろうとしていると、目の前に2人の高校生が何かコソコソと話していた。
制服的に、ここのすぐそばの学校の子だよね。

「やっぱりかっこいいよね〜。」

と、そんなことを言ってるのが聞こえた。
これって、店員さんに対してだよね?きっと。


「やっぱり、王子だね!!あの人!」

”王子”??

その言葉に反応してしまった。