特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

「……俺が買ってるやつ、いつも見てくれてたんだ。」


……と言われ、ハッとした。
ばか、私!

大原くんがいつも何買ってくれてたか見てて、しかも、それが1個か2個だったり、小さいのだったり、、って覚えてることを自分から暴露したようなもんじゃんー!!
そんなの覚えてるとかって「私は意識して見てました。」とか言ってるようなもんじゃない!?
恥ずかしい!!

あー、ばかばか!

「常連さんだし…しょっちゅう来てくれてたから…なんだかいつもそうだな〜とか思い始めちゃって…ね?」
焦ってそれっぽいことを言う。あながち間違ってはないけど。

誤魔化すように水を飲む私。


「まあ…お腹は空かない…って、言ったら嘘になるけどな。バイト終わって帰ってから食べたりすることもあるし。」

「そう…なんだ。」

「あ、これ食べ終わったらデザート食べる?ここの美味しいんだって!」

「え、食べたい!!」

私が食いつくと笑う大原くん。

「食いつき早すぎ。」


つい、ね?
スイーツには目がないもので。