特別なお客さん。〜あなたとの距離〜

「良い雰囲気のお店だね。すごく気に入った。」
店内を見渡す。

「それは良かった。どういうところがいいかな〜って必死に考えててさ。」

必死に…

私とご飯行くのに考えてくれてたんだ…。

「ほんと、ありがとう。」

「あ、う、うん。」
そう言って大原くんは下を向いて水を飲む。


少し照れてるような気がしたのは気のせいかな…??




つい何週間か前まではお店で「いらっしゃいませ。」、「ありがとうございました。」という接客用語しか交わしたことがなかったのに、今は一緒にご飯に来ている。



なんだか…本当に夢みたいだ…。