「宮下さん、新商品は二面で出してもらって、試食もガンガン出して!よろしく!」

「わかりました!」

ここのパン屋でのアルバイトを大学1年生から初めて、もう3年半になる。

一人年上のフリーターさんがいるだけで、あとはみんな年下。
しかも、高校生ばっかり。

それに、私とフリーターさん以外はほとんど1年未満の子ばかり。
だからか、いつも店長から頼られる。

ほら、また。


「宮下さん、それ終わったら食パンスライスして出しといて。」

「はい。」