「だから、今日修と真白が遊園地デートするらしくてな。




で、チケットを両方とも買っちゃったから誰かときてほしい。


だとさ。」







おっけ。話はよーくわかった。





けどね?




「なら、私じゃなくてもよくない?」



桐生君なら、相手そこら辺にゴロゴロいるんじゃ?




よりによって、何でこんなブスと。



「お前じゃないと猫かぶらなきゃいけねぇだろ?


めんどくせーよ。んなの。」







えーーー?






「断ったら?」





「襲う。(ニヤ」






っ!ニヤって、ニヤってした!





なんかたくらんでるかおだよっ!





絶対悪いことでしょ?






あーーあ。





「分かった………。」








「今日の1時に○○○ランドってさ。」





え………待って、今何時?





私はあわてて携帯をみる。




時刻、只今12時53分。







「ヤバッ!瑠璃怒らせちゃう!」










そう思いながら、急いで髪を解く。



メイクは……しないでいーやっ!






高校生女子で化粧しないの私ぐらいじゃないかな?








もっと、オシャレしたいけど………






怒ってる瑠璃より怖いものはないよっ!