俺、山本陽登。
一応明日から高校生。
まぁ正直めんどくせぇ……
どうせ高校行ったって俺の未来なんて変わりゃしねぇしな。
今までだってそうだった…。
プルルルル プルルルル
俺のケータイが着信を告げていた。
「……はい。」
「あ、陽登?お母さん」
「なに?」
「今日も仕事で帰れそうにないから、コンビニでご飯買って食べて?ごめんね!」
「……………」
「聞いてる?んじゃ切るわよ?ちゃんとご飯食べてね?なかなか帰れなくてごめんなさい…それじゃーね!」
"ごめん"本気でそう思ってねぇくせして…。
自分でいうのもあれだが、俺は周りから見たら『不良』というジャンルだろう。
その事を母親は恥だと思ってる。
だから、ほとんど家に帰ってくることはない。結果をいうと、俺は捨てられたんだ。
まぁ、別にどうでもいいけど…。
もう、捨てた捨てられたって考えるのさえ面倒くせぇし。
俺は飯も食わずそんなことを思いながら瞼を閉じた……
だりぃ。
「んぁー」
目をあけたら、あたり一面まっ暗闇。
『今の俺みてぇだな…。』
ケータイを見たら夜中の2時だった。
電気を付けることもなく暗闇の中再び目を閉じた。
、、、が。どうしても眠れない。
そのまま、眠ることなく朝を迎えた。
「相変わらずきめえ色してんな。」
俺は朝日が嫌いだ。あんなにいろんな色を持っているし、朝はどことなく俺を拒否しているように感じる。
『キラキラした世界に俺はうけつけないってか。』
そんなことを朝に思う俺もどこかおかしいんだろうか。
「入学式か…。だる。」
そう思いながらも新しい制服に袖をとおした。
まだ、嫌いな朝日が輝いている時間。
俺は家を出た。
「はーるーとー」
後ろから誰かが名前を呼んだ。
「…はぁ。悠葵、朝からテンションたけぇー」
「だってよー!高校生だぜ!!運命の出会いがあるかもしんねぇだろ!」
「あるわけねーじゃん。漫画の読みすぎだ!」
「いや!俺はここで!この場所で!運命を見つけんだ!」
「勝手にやっとけ。」
「つめてーなー陽登くんは!」
「クラス見に行こーぜ。」
「あ、んだ!クラスかー。何組だろ!」
「興味ねー。」
「俺はあんだよ!」
俺たちはクラス表示されてる場所に行った。
『俺のクラスは…1組か。』
「悠葵、何組?」
「おれ、4組!陽登は?」
「1組。」
「あらー。見事に離れたねー。俺がいなくて寂しいだろうけど頑張ってね!毎日会いに行ってあげるから!」
「いらねーよ!お前こそ浮かねーように頑張れよ。」
「おう!んじゃまたあとでな。」
「おう。」
『俺の席は…あ、窓側の1番後ろか… 』
俺は席に向かった。
でも、俺の席にはあいつがいた。
もしかしたら、これが運命だったのか?
まだ、そんなことも知らねえ俺は、席にいる女に話しかけた。
「おい。お前」
目の前の女が振り向いた。
「はい?って、ぇぇぇぇえー!」
女が叫んだ。
『なんだこいつ。うるせーな。』
「おい。そこ俺の席、邪魔なんだけど 。」
おれは、少し強い口調で言った。普通ならこんなこと言われたら誰でもどくはず……なのに
「え?ここ、私の席ですよ?」
『は?ここは俺の席だよな…てか、こいつ俺がこわくねーのか?』
「いや、俺の席だ。」
そう俺が言ったら、
「…もう1回見て来ます。」
女は前にある座席表を見に行った。
「あのー、やっぱり私の席なんですけどー…。」
「は?」
あ、つい出ちまった…。
てか、ここが俺の席じゃねーなら、俺の席はどこだよ。
座席表を見たら、俺の席は女の席の隣だった。
『俺、はず……………』
「わるい。俺がミスってたみたいだ。」
女は俺みたいな奴が謝ったのに驚いたようだった。
「いえ、全然。大丈夫です!」
「今、俺みたいな奴でも謝るんだって思ったろ。」
図星だったみたいだ。女は焦っている。コイツわかりやすいな。
「え!?あ、いえ…あの、ちょっとだけ…」
そんな焦んなくてもいいのに。
「俺だって謝るときは謝るし。」
「あ、そうなんですか…」
「ああ。お前には悪いことしたからな。」
「いえ、本当大丈夫ですよ。間違いは誰にでもある事ですから!」
「そー言ってもらえると助かる。」
なんかこいつおもしれーやつだな。
「はーるーとーくーん。」
俺の名前を呼んだやつ。…まぁこんな呼び方すんのはあいつしかいねーし。
「悠葵。お前4組じゃねーのかよ。」
一応明日から高校生。
まぁ正直めんどくせぇ……
どうせ高校行ったって俺の未来なんて変わりゃしねぇしな。
今までだってそうだった…。
プルルルル プルルルル
俺のケータイが着信を告げていた。
「……はい。」
「あ、陽登?お母さん」
「なに?」
「今日も仕事で帰れそうにないから、コンビニでご飯買って食べて?ごめんね!」
「……………」
「聞いてる?んじゃ切るわよ?ちゃんとご飯食べてね?なかなか帰れなくてごめんなさい…それじゃーね!」
"ごめん"本気でそう思ってねぇくせして…。
自分でいうのもあれだが、俺は周りから見たら『不良』というジャンルだろう。
その事を母親は恥だと思ってる。
だから、ほとんど家に帰ってくることはない。結果をいうと、俺は捨てられたんだ。
まぁ、別にどうでもいいけど…。
もう、捨てた捨てられたって考えるのさえ面倒くせぇし。
俺は飯も食わずそんなことを思いながら瞼を閉じた……
だりぃ。
「んぁー」
目をあけたら、あたり一面まっ暗闇。
『今の俺みてぇだな…。』
ケータイを見たら夜中の2時だった。
電気を付けることもなく暗闇の中再び目を閉じた。
、、、が。どうしても眠れない。
そのまま、眠ることなく朝を迎えた。
「相変わらずきめえ色してんな。」
俺は朝日が嫌いだ。あんなにいろんな色を持っているし、朝はどことなく俺を拒否しているように感じる。
『キラキラした世界に俺はうけつけないってか。』
そんなことを朝に思う俺もどこかおかしいんだろうか。
「入学式か…。だる。」
そう思いながらも新しい制服に袖をとおした。
まだ、嫌いな朝日が輝いている時間。
俺は家を出た。
「はーるーとー」
後ろから誰かが名前を呼んだ。
「…はぁ。悠葵、朝からテンションたけぇー」
「だってよー!高校生だぜ!!運命の出会いがあるかもしんねぇだろ!」
「あるわけねーじゃん。漫画の読みすぎだ!」
「いや!俺はここで!この場所で!運命を見つけんだ!」
「勝手にやっとけ。」
「つめてーなー陽登くんは!」
「クラス見に行こーぜ。」
「あ、んだ!クラスかー。何組だろ!」
「興味ねー。」
「俺はあんだよ!」
俺たちはクラス表示されてる場所に行った。
『俺のクラスは…1組か。』
「悠葵、何組?」
「おれ、4組!陽登は?」
「1組。」
「あらー。見事に離れたねー。俺がいなくて寂しいだろうけど頑張ってね!毎日会いに行ってあげるから!」
「いらねーよ!お前こそ浮かねーように頑張れよ。」
「おう!んじゃまたあとでな。」
「おう。」
『俺の席は…あ、窓側の1番後ろか… 』
俺は席に向かった。
でも、俺の席にはあいつがいた。
もしかしたら、これが運命だったのか?
まだ、そんなことも知らねえ俺は、席にいる女に話しかけた。
「おい。お前」
目の前の女が振り向いた。
「はい?って、ぇぇぇぇえー!」
女が叫んだ。
『なんだこいつ。うるせーな。』
「おい。そこ俺の席、邪魔なんだけど 。」
おれは、少し強い口調で言った。普通ならこんなこと言われたら誰でもどくはず……なのに
「え?ここ、私の席ですよ?」
『は?ここは俺の席だよな…てか、こいつ俺がこわくねーのか?』
「いや、俺の席だ。」
そう俺が言ったら、
「…もう1回見て来ます。」
女は前にある座席表を見に行った。
「あのー、やっぱり私の席なんですけどー…。」
「は?」
あ、つい出ちまった…。
てか、ここが俺の席じゃねーなら、俺の席はどこだよ。
座席表を見たら、俺の席は女の席の隣だった。
『俺、はず……………』
「わるい。俺がミスってたみたいだ。」
女は俺みたいな奴が謝ったのに驚いたようだった。
「いえ、全然。大丈夫です!」
「今、俺みたいな奴でも謝るんだって思ったろ。」
図星だったみたいだ。女は焦っている。コイツわかりやすいな。
「え!?あ、いえ…あの、ちょっとだけ…」
そんな焦んなくてもいいのに。
「俺だって謝るときは謝るし。」
「あ、そうなんですか…」
「ああ。お前には悪いことしたからな。」
「いえ、本当大丈夫ですよ。間違いは誰にでもある事ですから!」
「そー言ってもらえると助かる。」
なんかこいつおもしれーやつだな。
「はーるーとーくーん。」
俺の名前を呼んだやつ。…まぁこんな呼び方すんのはあいつしかいねーし。
「悠葵。お前4組じゃねーのかよ。」


