そう聞いてきた百花ちゃんに、
「いいよ、って」

あたしは言った。

「何で断ろうと思わなかったんだ…」

百花ちゃんが呆れたと言うように呟いた。

「真里ちゃん、嫌だったら嫌だって言った方が身のためだよ」

茉莉ちゃんが言った。

「どうして?

一緒に帰るだけだよ?

道草はするかも知れないけど」

そう返したあたしに、2人は返すところがないと言う顔をした。

今日の放課後は…好きな食べ物とか家族とか、芹沢くんにいろいろなことを聞いて見ようかな。